2014/2/26 島田製織株式会社

私の地元は西脇です。

画像 こんにちは。

播州織産地・西脇でモノ作りをする、
シャツ・ストールブランドhatsutokiの

テキスタイルデザインを担当している小野 圭耶です。

私の地元は西脇です。

「日本のへそ」と呼ばれる西脇周辺は、糸染に大事な川が流れ、
のこぎり屋根の織工場や煙突が山に囲まれた播州織の産地です。




町のあらゆる場所に「播州織」は生きています。

糸から染め上げ北播磨地域で織られる綿織物が「播州織」と呼ばれています。
昭和30年代に全盛期だった播州織産地を私はまったく知りませんが、
その頃、織機が一度“ガチャ”っと音がしたら一万円儲かると言われた
「ガチャ萬」時代だったそうです。

西脇の町も歩行者天国になるほどのお祭りがあったり、
全国から女工さんが集まりのこぎり屋根の工場で働いていました。

人気を誇る「播州ラーメン」が甘いのは女工さんの影響とも言われています!
地場産業の担い手としてねぎらうべく、
さっと食べれる女性好みのラーメンが誕生。
今ではお客さんが来られるとお昼は必ずラーメンです。。
というぐらい皆に愛されてる播州ラーメン!

播州織の歴史が200年以上続く今、
西脇には町のあらゆる場所に「播州織」は生きています。


明るく声をかけあえる播州織産地。

産地でデザインすることは、いろんな現場が近くにあり、
あちらこちらで現場のプロと話します。
それがとってもおもしろい。
おもしろい人がおもしろいモノづくりをしている、
人もひっくるめて産地力だと思います。
それを、カワイイ、カッコイイに繋げていくのが私の仕事でもあります。

なんと言っても、その行く先々でばったり先輩や後輩、
友達のおっちゃんたちと「よぉ!」「毎度!」と出会います。
地元ってスゴイ。
それが一番たのしかったりします。

全盛期と比べれば産地の縮小は激しく、海外生産は勢いを増すばかりで、
良い話ばかりではないのは知っています。
それでも現場の人が明るく声をかけあえる播州織産地がとても誇らしいです。


産地はチームです。

播州織産地には、糸染から織、仕上げ加工、1つ1つの工程が
分業になっていて、それを「産元商社」が取りまとめる仕組みになっています。
私の所属する島田製織も産元商社の一つで、
オリジナルシャツ・ストールブランドhatsutokiを展開しています。

1つの生地を作るのに、この織物ならあそこの機屋(はたや)さんがいい、
この風合いならあの工場さんにお願いしよう、と産地全体で協力し合っています。

デザイナーさんが来られた時
「産地はチームですね」と、とても感激されてました。
島田製織もhatsutokiも産地の一部です。


その人のつくるモノやコトバがこれからの播州織をつくっていく。

私は高校時代に熱く語る織職人さんと出会いました。
その職人さんは、とにかくキラキラしていて、あまり良く知らなかった私にも
とにかく生地の魅力と挑戦を楽しそうに語ってくれました。
働いてみて初めてその挑戦がどれだけ勇気のあることなのか、身に染みました。

人から人へ、こうやって伝統は進化していると感じます。
だから、そこにいる人間、産地にいる人間はキラキラしていないといけません。
その人のつくるモノやコトバがこれからの播州織をつくっていくのだと思います。



何年も大切にされるようなシャツに。

そんな産地の中で作られた生地は「巻き」というカタチで手元に届きます。
巻きをはじめて解く(ほどく)瞬間はどきどきします。
思った通りに仕上がっているか。。
想像以上のときは本当にうれしいです。

そんな感動をつなげていきたい。
そうやってhatsutokiはスタートしました。
初めてほどく時、ハツトキ。

たくさんの希望をこめたオリジナルシャツブランド「hatsutoki」
何年も大切にされるようなシャツに。


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